たまねぎ氷®



たまねぎ氷で血管年齢が若くなる!
1日2個のたまねぎ氷で若さと健康を維持
作り方は超カンタン!

 

料理研究家・管理栄養士 村上 祥子

 

 

 

<きっかけは糖尿病の改善>
私がたまねぎ氷を考案したのは2011年のことです。糖尿病の方々に、ラクに、長く続けられる食事療法はないか、と研究・工夫した成果です。
現在、栄養療法という考え方が広がりつつあります。正しくは分子整合栄養療法といいます。栄養状態のいい人は病気になりにくく、病気になっても薬の効きがよいので早く治り、大量の薬を使わなくて済む、という考え方です。
この考えに私も同調し、国民病ともいわれるほど多くの方を苦しめている糖尿病に着目。血液の疾患である糖尿病に効果的な食材があるはず、と考えたのです。糖尿病専門医に相談したり、医学的データを調べたりして、たまねぎがその食材だと気づきました。

<たまねぎ料理のメンドウ臭さを解決!>
たまねぎの辛味成分イソアリイン、抗酸化作用の高いグルタチオン酸、ケルセチンの三つの成分の相乗効果で血糖が撃退でき、糖尿病の症状を緩和できるといいことづくし。しかし、問題はたまねぎの調理にあります。
刻むと目に沁みるから苦手、いちいち皮をむくのがめんどう、という人が少なからずいます。その問題を解決する方法がないか、試行錯誤を重ねました。
目に沁みないようにするには加熱を、刻むのが手間ならばミキサーにかける、小分けにして冷凍すればいつでも使える、と仮説を立てて実験開始。予想はすべて的中、新考案のたまねぎ氷は大成功です。

<たまねぎ氷を実験的に食べてもらう>
次のステップは、このたまねぎ氷を実際に食べてみて、効果があるかどうかをみることでした。
糖尿病歴が長く、毎日血糖値を計れる方数名に試験的に食べ続けていただきました。その結果、考案者の私が驚くほど、血糖値が下がり、数値も安定しました。こうして効果が裏づけられ、「たまねぎ氷」が誕生したのです。
きっかけは糖尿病でしたが、たまねぎは血圧を下げる、ガンを予防するなど効果は多岐に渡ります。まさに食べる万能薬です。

<減塩効果も大、うす味料理に>
たまねぎ氷を使い続けるうちに、もうひとつの発見がありました。うまみが多く、コクが加わるので、調味料を減らしても充分においしいということ。以来、我が家でもみそを半量にしたみそ汁、しょうゆを減らした煮ものなどを楽しんでいます。

<おいしいから続けられる>
たまねぎ氷の特長は、加熱することでにおいが消え、甘みやうまみが増すこと。たまねぎを煮たときの、あの甘さです。ほかの食品の味、調味の邪魔をしないので、どんな料理にも使え、おいしくします。野菜ジュースやお茶に混ぜるのもよいでしょう。使い方も簡単なのでラクに続けることができます。

 

 

 

こんなにある!ある! たまねぎのすっごいパワー

 一年中あって安価、幅広い料理に使えるたまねぎ。
たまねぎは優秀な料理素材であると同時に、現代人が抱えるさまざまな体の不調を解消してくれる優れた薬効を持つ「食べる薬」でもあります。


<たまねぎの薬効成分>
たまねぎの魅力は大別すると、辛み成分、うまみと甘みです。それら全部がからだに働きかけて、健康を守ってくれます。

 

<刺激成分:イオウ化合物 (イソアリイン、チオスルフィネード)>
たまねぎを切ると鼻にツーンときて涙が出ます。これはイソアリインによるもの。イソアリインはイオウ化合物の一種で、血液をかたまりにくくし、血液の流れをよくする働きがあります。このほかにも血中脂質を減らす作用が高コレステロールに、消化液の分泌を助ける作用が消化不良に、ビタミンB1の吸収を助ける作用が疲労回復、肌荒れ、不眠イライラに、カルシウムの吸収を助ける作用が骨粗鬆症にと、さまざまな症状の改善に働きます。
*イソアリインは水に溶けるので、水にさらしてしまうと効力が減少します。

<甘み成分:オリゴ糖>
腸に働きかけて乳酸菌の材料になります。乳酸菌の働きが活発になると排泄がスムーズになって便秘を予防、改善。食物アレルギーや鼻炎なども改善されます。

<色素成分: フラボノイド
黄白色のもとになる色素。毛細血管を保護して丈夫にし、血圧の上昇を抑える作用があります。抗酸化作用が高く、ガン細胞の生成を抑え、血糖値の上昇を抑える作用、抗ウイルス、抗ストレスなどの作用があることが報告されています。

<ミネラル:セレン>
ガン、生活習慣病、老化現象の原因になる強い活性酸素を除去する強い抗酸化作用があります。また免疫機能を高め、肩こり腰痛、冷え性の改善にも働きます。

<ファイトケミカル:ポリフェノール (グルタチオン酸、ケルセチン)
両者ともに抗酸化作用が高いので、血管内壁につく脂肪(=さび)を分解し、血管をしなやかにします。その結果、血圧は下がり、動脈硬化を予防することにもなります。この作用は糖尿病、高血圧、高コレステロールといった三大生活習慣病の予防・改善に効力を発揮します。
グルタチオン酸はシミ、くすみを薄くし、肌荒れや老化防止に。ケルセチンは腸内にたまる脂肪を排出し、肥満防止に役立ちます。
*ファイトケミカルは、健康によい影響を与えるとされる、植物由来の化学物質の総称。

 

 

 

毎日役立つ こんなに便利 たまねぎ氷を料理に使う

 たまねぎなら毎日食べている、という方は結構います。しかし、コンスタントに一定量食べ続けるのは案外難しいもの。
たまねぎ氷なら手軽に、毎日の料理作りに役立ちます。
たまねぎ氷はたまねぎを加熱し、トロトロ状態にして冷凍するだけ。煮る、炒める、あえるなど、いろいろな料理にも使えておいしさUP!健康UP!のすばらしい調理素材です。

 

<食べた分量がわかりやすい>
1日50gは食べるといい、と言われるたまねぎ。でも大きさがマチマチですから、使うたびにいちいち計るのはめんどうですね。たまねぎ氷なら1個が25gですから1日に2個食べればOK、とすぐわかります。


<食べ過ぎても大丈夫>
あんまりおいしいので料理のほかにドリンクやデザートにも使いたくなっちゃう…食べ過ぎ?いいえ大丈夫。たまねぎに食べ過ぎていけない理由はありません。1日3回、コンスタントに食べるのが理想的です。


<カンタンに作れ、手軽に使える>
たまねぎを使うたびに皮をむいたり、切ったり。目が痛くなるのもイヤ、という方にもぜひ。冷凍庫から取り出してポンッと加えるだけ。加熱してあるのでスルスルと溶け、他の食材ともよく混ざります。

<ほんのり甘くて香りもよい>
たまねぎのツンとくる刺激や辛みは加熱するので、ほとんど感じられません。ほのかな甘みのあるやさしい味になっています。たまねぎが苦手という人も、入っているのを気づかずに食べてしまうほど。うま味があるので塩分を減らしても、充分においしく食べられます。

<保存ができて無駄がない>
生のたまねぎだと芽が出てしまったり腐らせたり。でも、たまねぎ氷はそんな心配がありません。たまねぎ氷は約2か月、凍らせる前の状態で冷蔵庫に置けば1週間は品質が変わりません。安いときにまとめ作りをしておけば、経済的です。

 

 


たまねぎ氷の作り方

一度にたくさん、まとめ作りをしておくと、いろいろな料理に使えて便利です。

[材料] 1kg相当、製氷皿2~3枚分  
たまねぎ 4個(正味 1kg)  
     
     
[作り方]  
1. たまねぎは皮をむき、上側と根を切り落とし、十字に4等分する。  
2. 耐熱ボウルに移し、水1カップを加えラップをして電子レンジ600Wで22分加熱する。  
3. ミキサーに移し入れて、とろとろになるまで回す。
4. 冷ましてから製氷皿に流し入れ、ふたをかぶせて冷凍する。
5.

凍ったら、バットに水をはって製氷皿をつけて、逆さにして製氷皿をひねって氷を取り出す。ジッパー付きの保存袋などに入れ、冷凍庫で保存する。
たまねぎ氷(冷凍で約2か月保存できる。)

     
     
[使い方&食べ方]  
1. みそ汁に  
2. 卵かけごはんに  
3. 調味料代わりに  
    
>> 「たまねぎ氷」を使ったレシピのご紹介!
   (「祥子レシピCLUB」が開きます)


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アスコム
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2013年2月
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2013年5月
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2014年3月
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2014年4月
宝島社
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2013年7月
家の光協会
\1,000(税別)
2013年7月
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\(税別)
2013年7月
成美堂出版
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2013年3月
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\1,000(税別)
2013年5月
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2013年5月
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